実は婚約指輪って受け取って終わりではなくて、お返しを贈るマナーがあることをご存知ですか?
その行為のことを半返しと呼び、結納時に納めるのが一般的だったのですが、婚約指輪を贈らない、結納をしないなどの多様化によって、その認識が薄れてきているのが現状。
そういった「お返しのマナー」を知らないことによって、彼や彼の家族に悪い印象を残すことは避けたいですよね。
そこで、婚約指輪を頂いて、お返しについて徹底的に調べた私が、お返しの必要性から始まり、相場、タイミング、おすすめのプレゼントについて網羅的にご紹介!
ここを見ていただけば、婚約指輪のお返しはバッチリ。彼に喜んでもらえるだけでなく、「マナーがしっかりしている」と彼の家族へ好印象を残すことが可能です。
それではさっそく、婚約指輪のお返しの必要性から見ていきましょう!
目次
マナー違反?婚約指輪のお返しをしないと・・・
婚約指輪というのは男性から女性へ贈られます。その平均的な相場は25~35万円程度と言われており、安価なものではないため、女性側としては何かお返しをしないといけないのでは?と感じる方が多いです。では婚約指輪のお返しをしないことはマナー違反に当たるのでしょうか?結論から申しますと、婚約指輪のお返しをするか、しないかは絶対的な決まりというものはございません。
しかし、女性側としては婚約指輪のお返しをするのは当然のことと考え、お返しを贈るケースが多いです。
婚約指輪をもらった彼女は、受け取るだけではなく、感謝の気持ちを込めてお返しを贈ります。
婚約指輪のお返しを贈る行事を、冒頭でも触れましたが「半返し」と呼んでおり、婚約指輪の半額程度のプレゼントを贈るのが一般的です。
しかし、お返しをしなくても良いケースも存在します。
それは下記の2つのケースです。
- 婚約指輪を結納の際に1品として結納金と一緒に収められた時
⇒この場合は結納返しをするので、婚約指輪に対してお返しはしなくてもよいです。
- 彼から彼女に対して婚約の記念として指輪を贈ってもらった時
⇒結納とは関係のない贈り物の場合には、お返しはしなくてもよいです。
男性側としては女性からのお返しを期待して婚約指輪を贈る方はいません。
けじめとして婚約指輪を贈りたいと考えている男性であれば、お返ししたいと彼女が伝えても、しないでよいと言われてしまうこともあるかもしれません。
また、お返しをしない代わりに、新居に必要なものの資金を多めに出すというケースもあります。
ここで一番大切なのは、相手に対しての感謝の気持ちです。
婚約指輪をもらってお返しをするケース、しないケースがありますが、どちらにせよ贈ってくれた相手に対して、しっかりと感謝の気持ちは伝えるようにすることをおすすめします。
婚約指輪のお返しの相場とは?
婚約指輪のお返しを考えた時、どのようなプレゼントを贈るべきか迷ってしまうという女性は多いです。プレゼントを決める前に、大切なのはお返しの金額相場を把握しておくこと。
婚約指輪のお返しの相場は、婚約指輪の金額の半額程度になります。例えば10万円の婚約指輪であれば5万円相当のお返しをするのが妥当です。
では婚約指輪の購入相場はいったいどのくらいなのでしょうか?
婚約指輪はデザインや購入するお店、宝石の大きさや種類によって値段はまちまちですが、平均するとその相場は25~35万円前後と言われています。
何十年か前までは婚約指輪=給料の3ヶ月分と言われていた時代もありましたが、ここ最近は現実的価格で婚約指輪を購入する男性が多いようです。
おおよそすると給料の1.5ヶ月分くらいを目安に婚約指輪を買われる方が増えています。
婚約指輪のお返しを考える時には、自分がもらった婚約指輪のだいたいの相場を調べて、その金額の半値ほどのプレゼントを贈るのが望ましいです。
あまりに安いのもいい印象を与えませんし、もらった婚約指輪よりも高いものを贈ってしまってはお返しの意味がありません。
お返しの相場としては婚約指輪の半額程度の価格が一般的ではありますが、相場だけを見て決めるのではなく、相手が喜んでくれるものを選ぶことが重要です。
彼好みのお返しを選ばれることをおすすめします。
プレゼントの定番はやはり時計なのか?
婚約指輪のお返しを何にすればわからない…と悩んでいる女性は多いです。婚約指輪のお返しとして定番のプレゼントと言えば以下が有名です。
・腕時計
・スーツ
・財布
・筆記具(万年筆など)
・ネクタイピン
・鞄
・カフスボタン
・眼鏡
・自転車
・旅行
その中でも圧倒的な人気を誇るのが「腕時計」です。
腕時計は婚約指輪のお返しの定番中の定番であり、「これから一緒に時を刻んでいこう」という思いを込めて男性に贈る女性は多いです。
男性は腕時計が好きという方が多いですし、仕事にもプライベートにも毎日身に着けられるので、高級な腕時計を1つは持ってきたいものです。
婚約指輪のお返しにおすすめな腕時計ブランドって?
婚約指輪の相場は25~35万円前後となっているので、婚約指輪のお返しはその半額の12~18万円前後となることが多いです。
その金額で購入できる人気の腕時計ブランドには以下のものがあります。
・オメガ
・タグ・ホイヤー
・ブライトリング
・パネライ
それぞれのブランドの特徴をご紹介します。
≪オメガ≫
腕時計のブランドに詳しくない人でもオメガは、一度は名前を聞いたことがある人も多いはず。人類初の月面着陸などのNASA宇宙計画や海底探査など歴史に残る冒険をサポートした腕時計ブランドとしても知られています。
創業当初から世界的なヒットを記録してきたオメガの時計は卓越した信頼性と機能性を持ち合わせています。1932年からはオリンピック最多公式時計回数を誇っており、時計革命のパイオニア的な存在といっても過言はありません。
時計選びで迷ったらこれ。定番のブランドです。
≪タグ・ホイヤー≫
タグ・ホイヤーは技術革新を続けるスポーツ時計ブランドのプロフェッショナルです。1860年に創業したタグ・ホイヤーはクロノグラフの基礎となる振動ピニオンを開発。
世界で初めて1/100秒計測が可能なマイクログラフを開発し、オリンピックやF1の公式時計にもなっています。
定番ラインはF1ドライバーに愛されたデザインとなっており、スポーティーながら気品を感じさせるデザインが特徴的です。綺麗めな服装を好む男性におすすめです。
≪ブライトリング≫
ブライトリングは航空界とともに進化したプロ用計測時計のトップブランドになります。1915年に世界で初めて専用プッシュボタン付きのクロノグラフを開発。
プロの計器を前提に製造されているモデルは、耐久性、視認性が高く、精度の関しても1996年に100%クロノメーター化に成功。
パイロットが着用するために作られたブライトリングの時計は視認性、耐久性のほかにも精度、操作性を追求しました。アメカジ好きな男性にぴったりの腕時計ブランドと言えます。
≪パネライ≫
パネライは個性的で実用的なデザインが特徴的。1860年にイタリアで誕生したパネライは、イタリア海軍特殊潜水艦部隊のためにプロのダイバーズウォッチを開発したことでも知られているブランドです。
マニュファクチュールの拠点はスイスにあり、イタリアのデザインとスイスの精巧な時計技術が融合した腕時計となっています。
革ベルトのデザインが多いため、カジュアルな服装が好きな人におすすめのブランドです。
婚約指輪のお返しとして腕時計を贈る時に人気のブランドをご紹介しました。
服装や公私ともに時計を着けるかによって、贈るべき時計は変わってくることがわかったかと思います。
なのでしっかりリサーチして、彼が好みのデザインのものをお返しとして選んであげるのがベストです。
いつプレゼントを渡すのがベスト?
「婚約指輪のお返しを彼に渡したいけれど、いつ渡すのがよいかわからない…」と困っている女性はいませんか?ここでは婚約指輪のお返しを渡すタイミングはいつがベストなのか?について考えていきます。
結論から申しますと、婚約指輪のお返しを渡すタイミングは結納や顔合わせの席がベストです。
多くのカップルでは、婚約指輪はプロポーズをする時に彼女にプレゼントしています。しかし結納や顔合わせをする時には身に着けずに指輪をケースに入れて持参する方が大半です。
そして持参した婚約指輪を結納や顔合わせの席で、男性から女性にはめてもらって、両家の親族に披露するという流れが一般的。
指輪をはめてもらったタイミングで、婚約指輪のお返しを渡すという流れが非常にスマートです。
いつ渡してもいいというものではなく、両家の親に婚約指輪、婚約指輪のお返しを披露するというのが重要なことと言えます。
しかし結婚する男女の中には「結納をしない、両家の顔合わせをしない…」という方もいます。その場合にはいつ婚約指輪のお返しを渡すのがベストなのでしょうか?
結納や顔合わせをしないのであれば、婚約指輪のお返しは結婚式までに渡すようにするのがベストです。
できれば早い方が相手へ感謝の気持ちが伝わりやすいですし、けじめも付きます。
結納や顔合わせをしないとしても、気持ちの伝わるお返しを贈っておきたいです。
まとめ:気持ちのこもったプレゼントを
ここまで婚約指輪のお返しについてご説明してきましたが、いかがでしたか?最後にポイントをおさらいしておきましょう!
- パターンによってはないこともあるが、基本的にお返しを贈ることが一般的
- お返しの相場は婚約指輪の半額ほどを目安に選ぶ
- お返しのプレゼントとしては時計が人気
- 時計の中でおすすめしたいのは「オメガ」「タグホイヤー」「ブライトリング」「パネライ」
- 結納のタイミングでお返しをするのが一般的、結納がない場合は結婚式までにお返しを渡す
彼が選んでくれたその婚約指輪は、安い買い物ではありませんし、悩み抜いて購入した、あなたへの思いの結晶です。
それに対して返してあげることで、きっと彼は喜んでくれますよ。
この記事が、お返し選びの一助となれば幸いです。